インバウンドとは

インバウンドの言葉の意味とは

インバウンドという言葉はメディアでもよく取り上げられるようになり、2015年の流行語大賞にも選ばれるほどになった単語になります。
ではインバウンドという言葉を聞いて何をイメージでしょう。

インバウンドは英語の「inbound」からきている言葉でもともと「入ってくる、内向きの、外から中に入り込む」という意味の形容詞です。
しかし、ビジネス分野によっていろいろな意味で使われます。「インバウンド」という単語をデジタル大辞泉で検索してみると、幾つかの意味があります。

1 帰り、本国行き、の意味。

2 転じて、電話が外からかかってくること。問い合わせ。

3 コンピューターネットワークや通信分野における、外から中へ、の意味

4 《「インバウンドツーリズム」の略》外国人の訪日旅行。例えば、日本の場合は訪日旅行客。

旅行業界の場合だと外国人観光客が訪れてくる旅行のことです。
外(国外)から中(国内)へ入って来る旅行をインバウンドツーリズムと呼び、国内は入って来る旅行や外国人観光客をまとめて「インバウンド」と呼んでいるのです。
インバウンドという言葉の認知度が上がる前では、「訪れる外国人市場」、「訪れる外国人旅行市場」、「訪れる外客市場」などと呼んでいましたが、今では「インバウンド」「インバウンド市場」「インバウンド消費」「インバウンド需要」などと呼ばれ方が一般になりました。

つまり、多くの人が「インバウンド」という単語がどういうものを指すのかを知っているというわけで、この単語が以前よりもいかに浸透したかが分かります。

インバウンドの影響を受ける業界

盛り上がるインバウンドですが、「私の業界には関係ない」と思う人が多いです。
しかし、実際はそうではなくて、インバウンドは想像以上にいろいろな業界に影響を及ぼすのです。
インバウンドは消費者向け業界の大部分が関係してきます。

インバウンドの恩恵を受けそうな業界

小売

コンビニ、ディスカウントショップ、土産物店、アウトレット、商店街など

飲食

レストラン、居酒屋、カフェなど

宿泊

旅館、ホテル、ゲスト、民泊など

レジャー

テーマパーク、ゲームセンター、動物園、博物館、パチンコなど

交通

鉄道、タクシーなど

その他

化粧品メーカー、不動産など

 

これらの業界においては、既にインバウンド対策が進んでいる企業もあれば、遅れている企業もあり、対応が分かれているところです。
インバウンドによる売上(免税品売上高で判断されます)が売上全体にしめる割合もまちまちですが、人気エリアの百貨店などでは免税品売上高が20%を超える店舗もあります。
また、外国人に人気のエリアにおいては、宿泊施設における外国人客利用率が50%を超えている地域もあります。
まだまだゴールデンルート(東京~大阪間)が盛り上がりのメインエリアではありますが、今後は地方への波及も期待されているのも事実です。

インバウンドの対象

基本的にインバウンドの対象は外国人です。

しかし、外国人を呼び込むことだけでなく、国内で県外から人を呼び込むことも「外から中へ」であるため”インバウンド”と称されます。
地方へ人が流れ込むことでお金が集まり、そこに仕事が生まれ、雇用機会が増えることになり、地方経済の活性化を図ることが出来ます。

それだけでなく、海外で住んでいる居留民も積極的に呼び込んだ方が良いです。

まとめ

インバウンドは旅行産業とともにかつてないほど発展しています。
影響をうける業界は非常に広く、インバウンド需要に対応する・しないも含めて、対応の是非とその中身が問われています

「インバウンドは一時的なブーム」という声も聞かれます。
確かに一時的に人気が沸騰している点もあります。

しかし一方で海外旅行で感じる「満足度」はだんだん高くなるデータもあります。
これはリピート訪問にも繋がります。
今後、インバウンドの発展が期待されてます。

もちろんインバウンド市場にはメリットばかりではありません。
文化の違いによるマナーの悪化や、言語が通じなくて困る場合もがあるし、都市圏を中心とした宿泊施設不足などの課題もあります。
宗教の違いもインバウンドに良い影響も良くない影響を与えます。
これらに対しては業界を超えた議論を継続し、ひとつずつ地道に改善していく必要があります。

おまけ

一つおまけとして、言葉の整理をしておきます。

マスコミなどで「インバウンドが●●●●万人を突破!」とよく報道されますが、実際にどの統計なのでしょうか。
「ん?やってくる外国人観光客のことだろ?」と思われる人が多いのですが、ものすごく厳密に言うと、「目的を問わず
入国した外国人」のことです。
つまり、観光目的以外の入国者も含まれます。

例えば、インバウンド統計データは日本政府観光局(JNTO)さんが公表してくれている「訪日外客数」をさすのですが、対象は以下の全てです。

  • ツアー観光客
  • 個人観光客
  • ビジネス出張
  • 駐在員
  • 駐在員の家族
  • 留学生
  • 再入国者

これらは全て、インバウンド数に含まれます。

ちなみに、実はこの「どこまでをインバウンドに含めるか」というのは各国の基準によるものです。

まとめると、マスコミなどで報道されている「インバウンド」という言葉は、目的がどうあれ入国してくる外国籍の方々の移動 のことを総称しているということになります。
永住者や乗組員も含まれてインバウンド関連の統計値となる場合もありますので各国の統計だけを単純に比較することはできません。

 

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名前:Nguyen Mai Huong (グエン マイ フーン)。ベトナムのタインホア県出身。職業:岡大生文学部
123Serverでインターンシップとして働いています。小学生の時から読むことと書くことが好きで高校時代に国語専門クラスに入りました。自分に挑戦したくて日本に留学しようと決めました。
日本の大学に入学し、色々な分野の知識を学び、その中にマーケティングに興味を持つようになります。
ベトナムか日本かを問わず、世界の国々の共通点を見つけて観光ビジネスをより発展させるという目標に向かって記事を書き始めます。

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