観光大国フランスに学ぼう

全世界で最も来訪外国人観光客が多い国はフランスです。

フランスの観光客数は30年以上トップを誇る世界一の観光大国であり、フランス外務省の発表によると、2015年には8,450万人もの観光客数を記録しており、少なくとも30年以上不動の地位のようです。

また ICCA(国際会議協会)が5月に発表した「Statistics Report 2014」では、2014年の都市別国際会議開催回数(暫定値)でパリが214件で1位、同月世界経済フォーラムが発表した「Travel and Tourism Competitiveness Report 2015」では、旅行・観光競争力ランキングでフランスは 2 位となっており、同国は間違いなく世界屈指の「旅行者が集まる国」「旅行者を集めるのが得意な国」であることが分かります。

観光大国フランス、なぜ人気なのか

豊かな自然に恵まれるフランス

フランスを囲む海は大西洋、地中海、英仏海峡の3つです。
国内にある山も多くてスキー観光大国でもあり、2015年には5500万人もの人がスキー場に訪れています。

そして、フランスの気候は海洋性、大陸性、山岳性、地中海性の4つに区分され、全体的に温暖な場所が多く、1年間を通じて寒すぎることがないためいつ来てもいい!

フランスはヨーロッパにある国で5つのベルギー、ドイツ、ルクセンブルク、スイス、イタリア、スペインの国境です。
イギリスも電車1時間程度で着くのでほぼ近いです。
そのおかげで、隣国のヨーロッパ人は簡単にフランスに行けます。
実はフランスを訪れる50%以上の観光客はドイツ人、イギリス人、ベルギー人、イタリア人など隣の国の人たちなのです。

参考元:フランス基礎データ 

フランスには観光地がたくさんある

ただ、もちろんフランスの魅力は立地の良さだけではありません。

同国には38の世界遺産があり、8,000のミュージアムがあり、歴史も文化も知名度も申し分ありません。

西欧最大の農業大国で美食の国でもあります。
フランス料理はユネスコの無形文化遺産になりました。

また、ツールドフランスやサッカー、スキーなどのウィンタースポーツも人気です。

観光地が集約して観光客にとって便利です

フランスへの観光客が多い理由の一つは、観光スポットが多い上に、場所が集中していることです。

パリは直径約10kmほどの小さな街なのでその中で動き回れるのは観光客にとって非常に便利です。

出張者が多くビジネスとしての来仏も多い

そして、もう一つは観光客だけでなくビジネス出張者も含まれるということが挙げられます。

国の政策の一つとしてイベントや見本市でビジネス出張者を誘致するといった事も行われています。
世界的に有名なイベントとしては”パリコレクション”があげられます。
他ではカンヌ映画祭、モナコグランプリ、全仏オープンテニスも人気が高く、見本市だと車、オブジェ、食関係はもちろんのこと、メガネ、建築などあらゆるジャンルの見本市がフランスには存在します。
他にもそのようなイベントや見本市を求めて渡仏するビジネス出張者の割合は観光客数の約4割を占めるそうです。

特にビジネス関係のパリ出張は一つのステータスでもあり楽しみでもあるかのように毎回出張を楽しみにしている人も多く、ホテルやレストラン代、サンプル購入などは経費で落とせるので、お金を落としやすいカラクリになっているのも注目すべきポイントです。

便利な交通制度を備える

同じチケットでどこへも行ける

フランス観光の人気都市といえばパリです。
SNCFという電車会社だけがあるので、どの駅でも購入可能です。
パリでは地下鉄、トラム(路面電車)、バスの会社が一つなので、どんな距離でもどんな交通手段でも、必ず同じチケットを使います。

観光客でも車や自転車を借りることができる

フランスの都市およそ1,200ヶ所で簡単に外国人でも自転車を借りるところがあります。
パリ市内では、先ほどの自転車の制度と同じようにおよそ1,000ヶ所で電気自動車も借りることが可能です。

空港の数が44、パリ近くだけでも国際空港が3つ

パリの面積が105.4 km²で日本の東京の山手線内側の広さしかないと言われています。
それなのに、国際便として発着できる空港が3つがあります。
足回りの良さは観光客にとっても大事なポイントと言えるでしょ。

観光客向けの情報サービスの充実

世界中どこの国からフランスを訪れたとしても情報に困ることがありません。
フランスには政府観光局インフォメーションセンターがあり、そこではフランスの人気場所についての情報を必ず得ることができます。

政府観光局インフォメーションセンターはパリにオフィスを6カ所構えており、スタッフは10カ国語話すことができるからです。
季節の情報、イベント、地図、観光ツアー、美術館、コンサート、観光バス、ホテルの予約など、観光客はフランス語と英語が話せなくても、簡単に旅行をするための支援が得られるのです。

そしてサイト上でチケットを購入することも可能です。

観光大国には問題もある

観光立国1位にも課題はあります。

フランスは世界一番観光客国にも関わらず、意外なことに観光収入ランキングは1位ではなく、4位です。
2位3位と続くアメリカやスペインのほうが観光客収入が多いというレポートがあります。

参考元:世界の国際観光収入 国別ランキング・推移

理由は観光客がフランスに行くとき、平均で7泊に泊まりますが、アメリカなら2週間くらい泊まるからです。
現在のフランスの観光問題は滞在宿泊期間を長くすることです。

まとめ

フランスの利点は恩恵をもたらしていることです。
しかし、恩恵のおかげだけでなく、交通や情報サービスなど、政府の色々な努力があるからこそ、フランスが30年連続観光客数が1位です。

観光業界を発展させたいと思うなら、観光大国フランスに学べる点が多いのではないかと私は考えます。

参考元:

http://www.arange.co.jp/inbound_news_arange_france_inbound_01/

http://www.arange.co.jp/inbound_news_arange_france_inbound_02/

 

 

 

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名前:Nguyen Mai Huong (グエン マイ フーン)。ベトナムのタインホア県出身。職業:岡大生文学部
123Serverでインターンシップとして働いています。小学生の時から読むことと書くことが好きで高校時代に国語専門クラスに入りました。自分に挑戦したくて日本に留学しようと決めました。
日本の大学に入学し、色々な分野の知識を学び、その中にマーケティングに興味を持つようになります。
ベトナムか日本かを問わず、世界の国々の共通点を見つけて観光ビジネスをより発展させるという目標に向かって記事を書き始めます。

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